北京面になりたかった!

これほど長く放置してしまうと削除されそうな気がしますので、
これからは記録を残して以降と思います。
仕事に目処がついたこともあるし。


○近況 その−5(マイナス5)

タイトル:北京面になりたかった!


2006年の12月に「北京」に旅行に行こうとしていました。
もう年が開けてしまい今更なんですが。


ところで、ボクは旅行がまぁそれなりに好きだったりするわけで、
「年に2回は海外へ」のスローガンの元、連休がなかなか取れない中、
結構実践できていたりします。

  1. 2002年度は台湾、
  2. 2003年度はベトナム
  3. 2004年度は韓国、香港、
  4. 2005年度はカンボジア、ハワイ
  5. 2006年度は台湾、

こんな感じです。国内18切符の旅は別途申し上げます。

一般的に社会人ともなると、休みがなかなか取れないもので、
「社会人は金はあるけど時間はない、学生は時間はあるけど金がない」
または、「男30代は忙しい」といった数ある諸説のなか、
「金も暇もない」ボクが、漠然と、「時間効率の良いシティー型海外旅行」について、
クソ暑い季節のころから探していました。

実際、この「漠然と」というのがミソで、未だにフワフワしている自分を表しているような気がしますが、
現実逃避も込めて「海外に行きたい」って感じでして、
じゃあどこ行く?といった時に行き先が全く決まっていない状態が数ヶ月続き、
1ヶ月前くらいによしッ!、と決めた場所がパックツアー「2泊3日北京の旅」でありました。
ちなみに、「よしッ!」の「ッ」がポイントで、しょうがねぇ、宇宙から見える建造物でも見てやるか、この眼で、と、ダイブインした感じです。


いろいろリサーチして、最終候補から残った「1泊2日北京」「2泊3日北京」「1泊2日上海」
のなかから決定しました。
1泊2日ツアーも、アホらしくてかなり迷いましたが、滞在時間当たりの単価等を総合的に考えた結果です。



経緯についてはそんなところで、成田夕方発なんですね、飛行機。

空港までの移動手段については、悲しいかな、18きっぷで 成田空港第2ビルまで一人2300円で行けることをまず考えてしまう。

そして綿密に練られた旅程の元朝早くに出かけ、汐留なんかでぶらり途中下車を楽しんでから、空港に到着。

旅行会社で受付をすると機材の到着が微妙で、ちょっと遅れるみたいとのこと。
いつものとおり、トランクの重さ15.9キロをメモする。
4時半以降にカウンターDへ、の指示を受けたあとは、時間はかなりあるため「ラウンジ」で日経なんか見たりして。
このラウンジに入るためにわざわざ「DCカード」作ったため、満喫するぞ★という勢いでジュースをほおばる。



で、指定の時間に代理店へ行ってみるも…



「欠航」だってさ。


一応代理店員の説明をメモする。

  • 翌日午前中の便の確保が難しい模様。午後便になると現地着が夕方になってしまう。
  • 仮に今回のツアーをキャンセルした場合、事情が事情なので、料金が「全額返還」となること。
  • キャンセルを決めても、預けた荷物を出すのに時間が掛かる。
  • 仮に翌日発とした場合の宿泊先については、航空会社が手配。
  • 本日帰れない場合の宿泊先については、用意するホテルが基本的に翌日乗客用のホテルのため、どうなるかは不明。


念のため、保険会社へも説明を聞きに行きました。

  • 旅行自体が成立していないため、返金となる可能性がある。
  • 「欠航証明書」のようなものが必要かも。


で、説明を受ける。
「欠航」が決定し、次回の便は早くても翌日14時。
仮にその便で出発して、到着しても午後6時。
その他詳細については8時半以降説明をするとのことで、
「ミールクーポン」2000円分をもらい、さらに1時間待つことに。



レストランでは、おつりの出ないクーポンの有効活用を考え、きっちり一人千円でおさまる食事どころを探し、普段食べないようなやや高級な料理を食べながら、航空会社へ照会する事項をまとめ、ゲーム理論で選択を考えました。

次の日朝便で帰ってくるので、寝にいくだけ??みゅぅ…
いろいろ損得を考えた結果、やむなく旅行自体をキャンセルすることにしました。


航空会社への照会事項

  • キャンセルの意思表示の最終期限
  • 荷物搬出時間
  • 帰りのホテルをどうするか。
  • 空港までの往復交通費
  • 旅行会社へ支払ったサーチャージ料、空港使用料、保険料
  • 遅延証明書の発行について
  • 不明な点の照会先


再度集まり、キャンセルの意思を確定させてからがとっても長いのでした。
というのも、「キャンセル料等説明」「荷物の回収」この2点の問題があります。


一番の問題は「キャンセル料等説明」



文字どおり「等」がいろいろありまして、航空会社としては、上記照会事項等について大勢の客に対して、個々に説明をするのです。
基本的に僕らを含め、客は「お怒りモード」ですから、話が長くなること長くなること。



で、まとめると、
「基本的に明日の14:55発の便で行かない人は、東京・新宿・横浜までバスを出しますんで、それで帰ってください。
そこから先については個人で対応してね。
近くのホテルは一杯で取れませんでした、ゴメン。
で、バスに乗らない人も、交通費は領収書があれば往路とあわせて最高1万円まで出しますんで、申し訳ございません、なんとかご理解ご協力を!
と、こんな感じ。
夜の9時すぎに成田でそんなこと言われたって!目の前が「ぐにゃあ」となりますって。



次に荷物についてですが、「色はグレーで大きさはこの位、オレンジの帯がしてあって云々」を伝え、乗務員が探しに行きました。
その間、空きホテルをネットで探し、満室ばかりのなか「東横イン千葉」シングルを予約しました。
待った20〜30分はあっという間で、荷物が見つかり、出国ゲートから逆走し荷物をゲトしたのが9時50分………………。




僕らの「万里の長城」は、千葉市のクリスマスイルミネーションへと変わりました。
次の日は、特にすることもなかったので、仕方なしに髪の毛を切りました。


それにしても、CA168「ご理解」の言葉の効力は、忘れません。
そしていつか「北京への旅」リベンジをします。


なお、保険については、出発した時点で旅行が成立していることから、返金率はかなり悪かったです。